めめ姫 さん 「今日から期間限定メニューが食べられるらしいよ」 「わ、行こう、行こう!」 「ダイエットは明日からにするわ」 終業のチャイムが鳴ると、お約束のように始まるこのやりとり。 高校時代、気の合う友人2人と駅前のドーナツショップで...
kuukai さん 旅先で味わったカプチーノが忘れられない。 数年前、妻と連れ立ってイタリアとオーストリアの2か国を旅行した。日本からの直行便があるイタリアのミラノを出発点に、ベネツィア、インスブルック、ザルツブルグ、ウイーンといった都市をバ...
柚はちみつ さん 結婚を機に実家から遠く離れた土地で暮らす私にとって、第二の自宅のようにくつろげる場所、それは近所の喫茶店です。 商店街の一角に佇む、笑顔がチャーミングなママさんが切り盛りする小さなお店。買い物帰りに立ち寄っては、ブレンドコーヒー...
梅干ばば さん 自分にとって思い出のコーヒーって何だろう?と考えた時、真っ先に浮かぶのは、ベトナムのビーチで出会った甘くて冷たい1杯だ。 エメラルドグリーンの海を眺めながら、はじめて飲んだベトナム式のアイスコーヒー。その光景、その味わいは、今...
あの時の私 さん 30年ほど前。当時中学生だった私は、外国、特に欧米の文化に憧れを抱いていた。片田舎の小さな町で、少女マンガ雑誌の裏表紙に載っていた国際文通の広告を眺めては、「アメリカやイギリスのことをもっと知りたい」と漠然と想いを馳せる毎日だった...
和泉のはるぼう さん アメリカ西海岸の最南端に位置するサンディエゴに、会社の同僚3人と出張に行った時のことだ。 予定していた仕事を無事に終え、ようやくフリータイムができた最終日。私たちは、国境を隔てて目と鼻の先にあるメキシコの町・ティファナへ...
ブルーバード さん 「早く給食の時間にならないかなぁ」 2時間目あたりからソワソワし始め、4時間目終了のチャイムが鳴ると、我先にと手洗いを済ませ、班ごとに机を向かい合わせる。 今日は、心待ちにしていたコーヒー牛乳の日なのだ。 小学...
四郎次郎 さん 忘れられないコーヒーの記憶。それは、1976年までさかのぼる。 当時は、フォークソング・ブームの真っ只中。まだ学生だった私は、その洗礼をたっぷり浴びた。髪を肩まで伸ばし、ベルボトムのブルージーンズをまとい、どこへ行くにもギター...
ひまわり♪ さん 高校時代、親元を離れて寮生活を送っていました。 その寮はひとつの部屋に3学年が同居するのが習わしで、私が3年生の時のルームメイトは、2年生が1人と1年生が2人。学年は違えど、同室になった4人は妙に気が合い、毎日がまるでお祭り...
保健委員 さん 家の近くに、昔から馴染みの喫茶店がある。 革張りのソファーに、吊り下げ式のランプ。歴史を感じる店内には、焙煎した豆の香りがゆるりと漂い、とても居心地がよい。子どもの頃は、コーヒー好きだった祖父に連れられて通い、何をするともなく長居...