6月20日に実施された「“商品改良プロジェクト”意見交換会」での“みんなの声”をもとに、パッケージデザインの改良に向けた社内討議が行われました。

ＡＧＦ®の商品には、同じブランドで異なるカテゴリーの商品が存在するという特長があります。
ブランドの世界観を様々な形で楽しんでいただける一方で、一部のお客様からは「違うカテゴリーを買ってしまった」といったというご意見もいただいております。

特に「ちょっと贅沢な珈琲店®」というブランドは、様々なカテゴリーでブランドカラーである“青”を基調としたパッケージを展開しており、他ブランドに比べて買い間違いのお問い合わせを多く受けています。

「ちょっと贅沢な珈琲店®」ブランドの世界観を大切にしつつも、お客様にとって安心・安全な商品をお届けしたい。
社内討議に出席した全員がそんな思いを共有しながら、買い間違いが多く発生している「ちょっと贅沢な珈琲店®」を中心に、会議室のテーブルを囲んでディスカッションが繰り広げられました。

意見交換会含め、今回私たちが整理できたのは、インスタントコーヒーを買おうと思ってレギュラーコーヒーを間違って買ってしまう理由と、レギュラーコーヒーを買おうと思ってインスタントコーヒーを買ってしまう理由が異なるということでした。
「ちょっと贅沢な珈琲店®」は昨年7月、商品パッケージの誤認購入防止策を実施し、その一環として、インスタントコーヒー 袋タイプのパッケージを「瓶の写真が際立つデザイン」に変更しました。それ以降、レギュラーコーヒーと間違えてインスタントコーヒーの袋タイプを購入したというお問い合わせは減少しています。
また、先日の意見交換会においても、「瓶の写真＝インスタントコーヒー」という認識が定着しつつあることが分かりました。

しかしながら、インスタントコーヒーの袋タイプと間違えてレギュラーコーヒーを購入したという問い合わせは、まだまだ存在しているのが現実です。その要因の一つがインスタントコーヒーをメインで利用している方がレギュラーコーヒーの存在を認識していないということでした。

その課題を全員で共有できたところで、意見交換会での“みなさんの声”を確認しながら、さらに社内討議を進めました。

今回討議された“みんなの声”
（インスタントコーヒーを買おうと思ってレギュラーコーヒーを買った経験のある方）
A：「インスタントコーヒーではありません」の表記は、いつものコーヒーとは違う感じが伝わるしわかりやすい。ただし急いで買うときにはあまり文字は読まない。

B：「インスタントコーヒー」「レギュラーコーヒー」の二種類があるとわかっていればちゃんと見るけれど、その認識がないと似たようなもの（同じ色のもの）を買ってしまう。

Aに対する具体的討議内容
◆「インスタントコーヒーではありません」という言葉はインスタントコーヒーを購入している人にとって理解しやすい。ただその表記を購入時に見てもらえるかが課題。
◆赤などの目立つ色を使うのがよいが、 「ちょっと贅沢な珈琲店®」ブランドがもつ高級感は大切にするべきであり、そのバランスをみる必要がある。
Bに対する具体的討議内容
◆同ブランドで様々なカテゴリーをまたぐ商品があるということが認識されていれば、表記を注意してみるけれど、その認識がない中では、同じ色を使った時点で、“気を付ける”ということ自体が難しい。
◆そもそも同じブランドでインスタントコーヒーとレギュラーコーヒーがあるものは、購入する前に気づいてもらう必要がある。パッケージなどにそのような他のカテゴリーの告知をいれるのはどうか。
◆カテゴリーの識別は、表記する場所によってはお店の棚に陳列されている時に隠れてしまうリスクもある。パッケージの真ん中あたりに載せてはどうか。

「インスタントコーヒー」「レギュラーコーヒー」、この2つのカテゴリーをそれぞれ正しく認識してもらうためのコミュニケーションがまだまだ不足している。意見交換会での“みんなの声”を通して改めてそのことに気付かせていただくと共に、社内でしっかりと共通理解を持つことができました。

そうした共通理解のもとで、さらに話し合いを重ねながら、お客様にとってのベストを探ってまいります。そして導き出される答えとは・・・？！

とても難しいテーマであるため時間がかかりそうですが、少しずつカタチになってきたら方針についてご報告させていただく予定です。“みんなの声”がどんな風にカタチになるのか、どうぞご期待ください！