ＡＧＦ®の商品には、同じブランドがカテゴリーをまたいで打ち出されているという特長があります。

「ブランドの世界感を様々な形でお届けしたい」という強い想いがあるからこそなのですが、一方で一部のお客様からは「分かりにくい・間違えやすい」といったご意見もいただいております。

パッケージの形状や外観など、誤認を防ぐ対策はこれまでも行ってきましたが、まだまだ改良の余地があると感じています。

ブランドの世界観を大切にしつつも、お客様にとって安心・安全な商品をお届けしたい―！そんな思いのもと、6月20日に「“商品改良プロジェクト”意見交換会」を開催しました。

今回の意見交換会の目的は、インスタントコーヒーとレギュラーコーヒーの袋タイプの買い間違え防止すべく、よりわかりやすく・間違えにくいパッケージデザインへの改良に向け、日頃からＡＧＦ®商品に親しんでくださっているみなさんの「リアルな声」をお聞きすること。
商品買い間違えにまつわるエピソードをはじめ、間違いを防ぐために意識していること、見分けやすいパッケージのアイデアなど、今後の改良のヒントにつながる体験談や本音が次々と飛び出し、とても実のある時間となりました。

当日のレポートはこちら

午前の部と午後の部、2回に分けて実施された今回の意見交換会。午前の部はインスタントコーヒーをメインに利用されている9名のみなさん、午後の部はレギュラーコーヒーとインスタントコーヒーの両方を利用されている9名のみなさんにご参加いただきました。

インスタントコーヒー派とレギュラー＆インスタント併用派、日常における飲用シーンや商品に対する捉え方に違いはあったのでしょうか？まずは、それぞれの代表的な声をピックアップしてみますね。

▼どんな時に飲んでいる？
インスタント派：インスタントは、サッと個人で飲みたい時、時間に余裕のない時。レギュラーは来客の時。
レギュラー＆インスタント併用派：インスタントは時間に余裕がない時。レギュラーはゆっくり過ごしたい時や、こだわりを感じながら飲みたい時。

▼どんな風に購入している？
インスタント派：スーパーの安売りやネットの還元セールなどを狙い、本人が購入。
レギュラー＆インスタント併用派：レギュラーはコーヒー専門店、インスタントはスーパーで、本人が購入。

▼インスタントとレギュラーの識別方法
インスタント派：インスタントは「瓶」で売られている、もしくはパッケージに「瓶」の絵が描かれている。袋を触るとフカフカしていて軽い。
レギュラー＆インスタント併用派：レギュラーは、パッケージに「豆」や「お湯が注がれている」絵が描かれている。インスタントは、重さが一番軽い。

インスタントコーヒーをメインに利用されている方は「コーヒー＝インスタント」を前提として捉えている傾向が高く、レギュラーとインスタントを併用されている方はその2つを普段から意識的に区別している様子がうかがえました。

また、ＡＧＦ®が現在検討している数種類のパッケージデザインの中から「一番わかりやすい」と思うものを各々選んでいただき、その理由や「もっとこうしたらいいのに」といったアイデアについてもざっくばらんにお伺いしました。共通して多くあがったご意見がこちら。

◆パッと見てすぐわかる色やイラストがいい。
◆インパクトのある表記を1つだけ載せる。
◆ブランドごとに識別を統一すべき。
◆老眼でも見やすい表記にしてほしい。
◆インスタントユーザーにレギュラーの存在を認識させる。

すぐに識別できる色使いやイラストとは―？
幅広い層に伝わる言葉や表現とは―？
「コーヒー＝インスタント」という先入観がある方にレギュラーコーヒーの存在を意識してもらうにはどうすればいいのか―？
そのあたりが、今後のパッケージデザイン改良に向けた鍵となりそうです。

出てきた意見の中に、「ブランドのイメージを大切にしてほしい」といううれしい声がありました。お客様に大切にしていただけるブランドがあるということに誇りと責任を持って、いただいた声をカタチにできるよう、さらに社内で話し合いを重ねながら取り組んでまいります！
8月中には、社内会議の様子をお届けする予定です。引き続き、お付き合いくださいね。